銘醸畑アムルーズにはグロフィエの看板がある 画像引用:Domaine Groffier
フランス、ブルゴーニュ地方モレサンドニ村にあるドメーヌ・ロベール・グロフィエの二コラ・グロフィエは、2022年ミレジムから、フラッグシップであるシャンボール・ミュジニー プルミエクリュ レ・ザムルーズを2つのキュベに分割するようだ。
ドメーヌ・グロフィエは5.4haあるレ・ザムルーズのブドウ畑のうち、1.07haを所有する。この銘醸畑の最大の所有者として知られている。レ・ザムルーズの畑は傾斜が厳しい場所が多く、最下部では水が湧き出る独特の畑。二コラ・グロフィエは彼の畑を標高で分けるようだ。より標高が高く、小石に富み、表土が白い部分をテッレ・ブランシュ(Terre blanche)。より標高が低く、粘土を多く含む部分をテッレ・ブリュンヌ(Terre brune)とする予定。両者に植えられたブドウの樹を見ていくと、葉やブドウに大きな違いが出るという。そして出来上がるワインも大きく異なるようだ。
以前は、樹齢の違いで分けようとしたという。つまり、シャンボール・ミュジニー プルミエクリュ レ・ザムルーズとシャンボール・ミュジニー プルミエクリュ・レ・ザムルーズ・ヴィエイユ ヴィーニュに。しかし、同じ畑の中でテロワールが大きく異なるため、最終的に標高で分けるアイデアになった模様。2016年頃には既に2つのキュベに分けて醸造していたようだ。
2024年追記
上記記事は最初に出た地元新聞の記事通り。最終的に、ドメーヌ・グロフィエは次のようにシャンボール・ミュジニー・レザムルーズを分割している。
より標高が高く、小石に富み、表土が白く、テッレ・ブランシュ(Terre blanche)と言われる部分のワインを「ラ デリカテス デ サーブル La delicatesse des sables」。より標高が低く、粘土を多み、テッレ・ブリュンヌ(Terre brune)と言われる部分を「ラ グラース デ ザルジル La grâce des argiles」とエチケットに描いてリリースしている。
情報ソース:Bienpublic