ムルソー単独所有畑 “クロ・リシュモン” 新たな生産者へ

ムルソー・クロリシュモン ドメーヌ ダルナ

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Meursault Premier Cru Blanc “ Clos Richemont ” 2011 Monopole   Domaine Darnat
ムルソー・プルミエクリュ・ブラン” クロ・リシュモン ”2011 モノポール   ドメーヌ ダルナ

ムルソー クロリシュモン

“クロ リシュモン”は、2.93haあるムルソーのプルミエクリュ ”レ・クラ” の北端に位置する約0.63haのモノポール(単独所有畑)。ムルソー、ヴォルネイ、モンテリーの交点に近く、隣は赤ワインで名高いヴォルネイ・サントノー。ムルソー ”レ クラ” の畑は歴史的に赤ワインを産してきたので、この”クロ・リシュモン”もかつては赤ワインを産していたとされる。ただ、1855年のDr.ラヴァルの格付けに”レ・クラ”でも白が少量生産されていると記されているので、昔々の話はわからない。傾斜のあるムルソー”レ・クラ”の中でも”クロ・リシュモン”はより粘土の割合が高い場所として知られている。

ムルソー クロリシュモンのブドウ畑
ムルソー ・プルミエ・クリュ・クロリシュモンのブドウ畑

白ワインとしては、切れのあるアフターを欠く。濃厚でタンニンすら感じる白ワインで、「赤ワイン向けのテロワールで白ワインをつくるとこうなる」という一例だろう。一方で料理との相性はよく、さまざまな肉料理と幅広く合わせられる白ワイン。料理なしではちょっと物足らない。

2018年ミレジムまではムルソーのアンリ・ダルナが生産していたが、2019年ミレジムからアンリ・ボワイヨに移った。ブルゴーニュのプルミエ クリュのモノポールの移動は久しぶりだ。アンリ ボワイヨは既にモノポール、ピュリニー・モンラッシェ”クロ ド ラ ムシェール”を所有しており、2つ目のモノポールとなる。

ムルソー村で2022年、南仏の主力品種シラーが新植。ブルゴーニュの地球温暖化最前線。

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